コスモインフォメーションズ vol.238
コスモインフォメーションッズ!
コスモ台湾フェアもいよいよフィナーレ。
最終日は清蒸魚(チンジャンユー)をお出ししました。
、、お料理の説明の前に、
我が現場でお出しした台湾料理のおさらいをさせていただきます。
一日目
梅子鶏(メイツージー)…鶏の竜田揚げに甘酸っぱい梅のタレを絡めたもの。
小鉢は小籠包と炒青菜。
二日目
牛肉麺(ニョーローメン)…牛肉とトマトのラーメン。八角の香りと豆板醤の辛み。
小鉢は茶葉蛋(ほうじ茶と黒砂糖で煮込んだ煮玉子)と芒果布丁(マンゴープリン)。
三日目
八珍豆腐(バーツェンドウフー)…豆腐と海老・イカ・アサリ・白菜・筍・木耳・椎茸・絹さやの八種の具材の入った炒めもの。鶏がらと塩以外は素材から出る重厚な旨味。
小鉢は菜脯蛋(切り干し大根入り玉子焼き)と芋圓糖水(芋団子のシロップ漬け)。
四日目
三杯鶏(サンベイジー)…バジルたっぷりの鶏の炒め煮。
小鉢は西紅柿炒鶏蛋(トマトの卵炒め)と珍珠女乃茶(タピオカミルクティ)。
五日目
魯肉飯(ローバープン)…豚甘辛煮込みぶっかけご飯。
小鉢は饂飩湯(ワンタンスープ)と豆花(豆乳プリン)。
そして、
六日目
清蒸魚(チンジャンユー)と小鉢は豆乳スープと焼きビーフンです。
清蒸魚はテレビなどでも割とよく見るメニューで、
蒸した白身魚にネギをどっさりのせて、熱々の胡麻油をかけてジュワァッってやつです。
味付けは蒸す前の軽い塩胡椒と、あがりにかけるタレ(酒醤油にナンプラーと砂糖)です。
白身魚は白葱の頭、青い部分と生姜の皮を一緒に蒸してすっきり澄んだ香りを、しかもふっくら、ほっくり柔らかく仕上げます。
ナンプラーと醤油の風味豊かなソースとネギと胡麻油の香ばしい味わいが相まってシンプルながら複雑な味わいに。
甘辛いとか、酸味や辛みとかではなく、香りと淡い塩(醤油)味がメインとなるお料理は、白ご飯に合うわけではありませんが、
だからこそ非常に難しい料理とも言えます。
そこで求められるのは単純な美味しさ。
そういった意味では大成功に美味しい魚料理ができたと思います。
今回の台湾フェアでは、我が家のメインレパートリーに入り込むお料理が多数ありましたが、小鉢でも上位入選するものも結構ありました。
味付けの基本は日本の定番のものに近かったりするのですが、香りや組み合わせで急にエスニックな雰囲気を醸したり。
作る側としても味わう側としても、とても面白い経験ができました。
新しい料理を作るたびに新しい発見があって、何かしら一歩ずつ前進してるような実感があることに感謝しつつ、次のチャレンジによだれを垂らしている「まめ」でした(^_−)−☆